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「賀川豊彦の贈りもの」(第7回)(賀川記念館主催「賀川豊彦講座」2008年3月6日)

今回のところには「フォーク歌手・岡林信康」が登場します。久しぶりに彼のコンサートにも出かけましたが、昨年の新しいCDの「レクイエムー我が心の美空ひばり」の写真を入れておきます。これも良い作品ですね。


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             賀川豊彦の贈りもの(第7回)

    
      (前回のつづき)



    「フォーク歌手・岡林信康」



いま見ていただいた映像の中に流れたうたは、フォーク歌手の岡林信康の代表作のひとつ「チューリップのアップリケ」でした。岡林信康さんは、わたしたちが新しいスタートをした同じときに、ラジオ関西でデビューしました。そして一気に「フォークの神様」として人気スターになっていきました。


このドキュメンタリーでは、彼の方から友情出演を申し出てくれたようで、「山谷ブルース」や「友よ」なども、彼のギターの流れとともに、ここに収められています。ですから、岡林信康さんの駆け出しのときのうたが、この作品にあるというだけで、値打ちもののようです。


はじめにふれましたが、わたしたちの最初の任地は滋賀県の近江八幡市でしたが、同じ市内に近江金田教会という教会があって、岡林君のお父さんがそこの牧師をしておられました。彼はとうじ高校生でしたが、思うところあって同志社大学の神学部に進学したあと、紆余曲折あって「フォーク歌手」になっていきます。


このドキュメンタリーをつくり前には、全国スケジュールに追われる売れっ子の彼が、時間を割いてわたしたちのところにきて、若者たちと野外でやぐらを組んで、盛り上げてもらったこともありました。


ひとつ付け加えますが、このドキュメンタリーで歌われた「山谷ブルース」「チューリップのアップリケ」「友よ」などは、よく知られている「手紙」などの作品とともに、長期間にわたって「放送禁止の歌」のリストに入ってしまいました。


もちろん彼は独自な音楽活動はつづけて、NHKの「ビッグショウ」などにも出演していましたが、「放送禁止の歌」とされていた作品が再び歌われるようになったのは、昨年の秋のことです。東京・日比谷野外音楽堂での36年ぶりのライブがあって、そこで「チューリップのアップリケ」や「山谷ブルース」などを、NHKの衛星放送が放映いたしました。ラジオでもその前に、TBSラジオでしたが、多くの「放送禁止の歌」を特集して放送して、話題にもなりました。御覧になったり、お聞きになったりされた方もあるでしょう。


作家の筒井康隆さんの「断筆宣言」の出来事も、まだ記憶に新しいところですし、映画でも小説でも、表現活動を「自主規制」したり「自己規制」したりして、長いあいだ混乱がつづいて来たことは、忘れてはならないことだと思います。


『賀川豊彦全集』などが問題視されつづけたのも、このような時代状況と無関係ではありません。ただ、時間の関係で、本日のお話のうち2番目に「『賀川問題』の検討と解決に向けた試み」としているところで「神戸における部落問題解決の激動期―1969年~1982年」の箇所もふくめて、私にとっては「オハコ」のところですが、すべて省いてお話いたしますので、ご了承願います。



            「賀川豊彦の世界」に学ぶ:先生の著作に導かれて


ところで、「賀川豊彦の世界」の全体像が、本当に見えるようになったのは、番町に生活の場を移して、ゴム工場で汗を流しはじめてからのことです。先生のいろいろな著作をじっくりと読んでみて、少しずつその独自な宗教思想の面白さもわかってまいりました。


神戸イエス団教会のときまでは、賀川豊彦の「生き方の魅力」につよくひかれていましたが、新しい生活のなかでは、先生の作品をひとつひとつ読んでいくうちに、日々の心の糧として大切なものになっていきました。大切な恩師・先達はほかに幾人かありますが、賀川先生もそのうちの大事なひとりになってきたのです。


嬉しいことですが、先生の著作はいまもいっぱい残っています。
過日、親しんできた古書店の老舗「後藤書店」が閉店になりました。つぎつぎと古本屋が閉じられていきますが、それでも神戸にはまだ比較的古書を扱うお店も多く、長田にもいま賀川先生の作品が多く揃っている古書店がございます。西代駅のすぐ近くの「つのぶえ」さん、ご存知ですか?


『賀川豊彦全集』全24巻もありがたいものですが、古書を直接手にして読むことができるのも、いいですよね。いまではインターネットの時代ですから、パソコンで検索して読みたい作品を入手可能ですから、ほんとうに便利になりました。


賀川先生の処女詩集である「涙の二等分」など、ずっと座右において読んでみたいな、と長いあいだねがっていましたら、何とナントそれがひょんなことから、わたしのもとに届くとか! 


(つづく)





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