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新連載「賀川豊彦」のぶらり散歩ー作品の序文など(第109回『THE LECTURE 講演 日本復興の精神的基礎』)

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上の写真は今回も『賀川豊彦写真集・KAGAWA TOYOHIKO』より。




賀川豊彦」のぶらり散歩
   

  ―作品の序文など―

      第109回


THE LECTURE 講演 日本復興の精神的基礎


    昭和21年7月15日 東京講演会 31頁


 これは「東京講演会」というところが、「THE LECTURE 講演」という表題で、30頁ほどの小冊子を編み、この号は「644号」です。

 これには、「日本復興の精神的基礎」と題する講演のほか賀川の二つの作品―「キリスト教兄弟主義」(「火の柱会報」に掲載された松沢教会における説教)と「世界連邦制度の創造」(おなじく「火の柱会報」に掲載されて一部改稿したもの)―が収められています。

 いずれも重要なドキュメントですが、ここでは表紙と講演の冒頭のみを取り出して置きます。


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                日本復興の精神的基礎
         
                 民族滅亡の原因


 歴史めあとを顧みると、或る民族が興って倒れて行く順序は多くは内部的原因にその要素を発見致します。勿論外部的原因も数へ得るけれども、文化が進むと労働を忌避する傾向になり、労働を忌避する傾向はやがて文弱に流れて、それぼ身の破滅に陥ってしまふのであります。例へば、最も顕著な例がローマ帝國の滅亡であります。ローマ帝国はローマの市そのものが人口六十萬くらいで、奴隷がその四倍の二百四十萬くらゐあったといはれてをります。そしてローマ帝国は御承知の通りにデモクラシーを持ってはゐたけれども、それは種族的デモクラシーで、自分の国を一旦出てしまったらデモクラシーは作用せす、他民族は奴隷にするといふやうな非常に偏頗なデモクラシーを持ってをりました。それで奴隷をつれて来るといふと、市民は勤労を拒否し、奴隷に労働をさして自分等は失業保険金のやうな一日五十銭くらゐの金を貰って、朝から闘牛を観に行くといふやうな妙な風潮を帯びて参りました。それで、ドイツ民族が北方から迫って来て、ローマの内部にゐる奴隷になって来たところのドイツ人と外部のドイツ人とが一緒になって反乱を起すと、帝國ぱ瞬く間に顛覆してしまったのでありまず


              ローマ帝國滅亡前奏曲


 そのことが新約聖書に載ってをります。新約聖書ロマ書第一章の終わりには、ローマ帝國の滅亡前奏曲ともいふべき光景が書いてあるのであります。
第十八節に・・・・・       `
 
 
                   性道徳の堕落

 かういったやうに、ローマ帝国に於ける偶像礼拝といふものは、ローマ帝國の國民の内部的精神の現はれであるといふやうにとつて、宇宙の根本の神ぞのものを第一原理としないで、偶像主義的傾向にも・・・・



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