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村島帰之の労働運動昔ばなし(第68回)

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「ぶらり登山・高取山」(今日のブログ「番町出合いの家」http://plaza.rakuten.co.jp/40223/)




村島帰之の労働運動昔ばなし(68

『労働研究』(第153号)1960年11月号連載分

 第九回 日本最初のサボタージュ
     ―タナボタの8時間労働制―
 
 
       (前回の続き)

                近頃行われるサボ


 怠業のやり方は上に記したように業種により多種多様である。近頃、官公労がスト権をもたぬために行う順法闘争も明らかに怠業である。

 定時出勤、定時退庁、超過勤務拒否、宿日直出張拒否もおおむねこの部類に入る。これらは労働基準法や業務規程に基づく労務者の権利として行うのだか、使用者側にとっても、むやみと迷法呼ばわりのできにくいという点が、労働組合側の狙いである。

 例えば、定時出勤はもとより合法である。ところがみんな申合せて始業時間の直前まで一切職場に入らず戸口に待機していて、始業ベルのなるのと一しょにワーツと職場へ入る。実際に仕事を始める時間は定時より遅れるのみならず、仕事の前にちょっと一服ということにでもなればいよいよ遅れる。

 これも典型的怠業で、これが禁止、抑圧はいうべくして行われがたい。これらは官公庁職員の行う合法的実力行使と称する怠業であるが、一般工場労働者となると、その戦術はおのずから変って来る。

 文字通りのサボのノロノロ作業のほかに、資材の意識的な浪費をやる戦術も出て来る。大正8年の川崎のサボは、小規模ではあったがこれらの見本を天下に示したようなもので、その直後の東京市電のサボをはじめ、各地で連鎖反応の如くサポタージュが行われ今日に及んでいる。

 神戸川崎造船所のサボタージュは「元祖」サボタージュとして永く記憶せられることであろう。さて話を元へ戻して川崎造船所のサボの横様をかいつまんで記すことにしよう。

    (つづく)




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