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連載:賀川豊彦の著作ー序文など(第107回)

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「春の山野草展」(今日のブログ「番町出合いの家」http://plaza.rakuten.co.jp/40223/)



   賀川豊彦の著作―序文など

      わが蔵書棚より刊行順に並べる
      
             第107回



  『LUCKY SERIES 協同組合の理論と実際』


    昭和21年6月20日 コバルト社 58頁


 本書『協同組合の理論と実際』は、「新生活のパイロット・ラッキー文庫」の第3冊目として企画刊行された小冊子です。これの第1冊目は賀川の『新生活の道標』でした。

 本書は「世界平和と組合国家」を構想する重要な道案内となったテキストで、別の連載で取り上げた武内勝氏の神戸で手がけた「失業共済保険制度」に関しても言及されています。

 このような重要な論考は数多くあり、全集にも収められていませんが、ここでは賀川の短い「序」を収めて置きます。



         LUCKY SERIES『協同組合の理論と実際』

                   序


 社會は意識によって繋がる。「社会は精神の衣である」と、社会學の創始者アウグスト・コントは云うた。意識の日醒めの無いところに計画経済も無ければ、統制経済もあり得ない。自然のまゝに生活するものに経済は不必要である。経済は意識と共に展開する。利己意識に資本主義は根ざし、国家主義にナチスとファシストが産まれ、階級意識と共にマルクス経済が成長する。全世界の全人類を包括し得るものは蓋し全社會連帯意識を基礎とする協同組合経済でなければならぬ。國際聯合が国際協同組合本部をサンフランシスコ会議に招待したのも故あるかなである。協同組合の目醒めの外に世界平和の道なく、侵略戦争絶滅の道は無い。全世界四分の一の人々が今や協同組合に加盟しでゐる。この為にこそ我等は奮起して、日本の協同組会化に専念すべきである。協同組合は産業民主の根本方策であり、政治的民主主義の根底をなすものである。
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