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KAGAWA GALAXY 吉田源治郎・幸の世界(25)

絵作品
伝説のプレアデス(『肉眼に見える星の研究』大正13年改版増訂版の扉に新たに入る)

       第25回 『肉眼に見える星の研究』(5)
        「米国天文台の印象」(大正13年改版増訂版所収「改版の序」)

吉田源治郎は、1922(大正11)8月、『肉眼に見える星の研究』を出版と同時に、米国オーボルン神学校留学のため日本を離れるのであるが、第2回に掲載した岡本榮一作成の「年表」を見ると、源治郎がオーボルン神学校に入学したのは10月で、学位を取得して卒業したのは、1924(大正13)年5月である。

今回取上げておきたい源治郎の「米国天文台の印象」(『肉眼に見える星の研究』改版増訂版所収「改版の序」)は、「1924年5月15日 ニューヨーク州アウボルン・セミナリー図書館にて」と記されているので、源治郎の「オーボルン神学校」を卒業の年である。したがって、これが書き上げられてほぼ2ヵ月後、7月25日付けで「改版」は出ていることになる。

本書が急遽「改版増訂」となった経緯については既に触れたことがあるが、1923(大正12)年9月の関東大震災で、それまで版を重ねていた初版の組版が灰燼に帰したためであった。源治郎は留学先で初版の字句補正等行い、この「米国天文台の印象」を「改版の序」として収めることになったのである。

ところで、これから取り出す「米国天文台の印象」の中に書かれている源治郎の「旅日記」は、まだ神学校在学中の「1923(大正13)年」のものである。

この「旅日記」によれば、この年、山本一清はハーバード大学天文台で研究のため夫人同伴で渡米し、6月9日に源治郎は、山本夫妻とシカゴで落ち合っている。そして翌日(10日)から3人は「社会殖民事業」の視察も行いながら、「ヤーキース天文台」など訪問して、研究者たちとの親密な交流を深め、星の観察など行っていることが判る。これを読んでいても、まだ現在のような録音等の手段の無い時に、源治郎の記憶力は驚くばかりである。

先の岡本榮一作成の「年表」によれば、源治郎は同年5月に「オーボルン神学校」を卒業後、7月より「ニューヨーク市のユニオン神学校及びチャールズカレッジにて、聖書学、宗教教育、社会事業を学ぶ。コロンビア大学でも学ぶ」とある。(そしてこの時、源治郎は「シュヴァイツァー『原生林の片隅にて』の翻訳出版」とある。これについては追って取上げて置く予定である)。


当時の写真 これは「オーボルン神学校卒業のころ」

顔写真吉田の

下の写真は「ニューヨークの街角にて」とある。小さな写真を拡大したがクラスメイト?

街角にてニューヨークの

    初版と改版増訂の対比(吉田訳)

初版改版
     改版                     初版

  改版に新たに入ったテニスンのうた(今回の冒頭掲載の絵「伝説のプレアデス」)

テニソンのうた
         
以下、少しく長文のスキャンになるが、この「改版」にのみ収められた源治郎の「旅日記」は面白い作品であるので、全文を収めて置きたい。これの初出は「天界」第33号(1923年10月号)に「米国天文台巡り」として掲載された。

   (2010年6月29日記す。鳥飼慶陽)(2014年7月3日補正)


     改版の序に代えて-米国天文台の印象

改版の序1

改版の序2

改版の序3

改版の序4

改版の序5

改版の序6

改版の序7

改版の序8

改版の序9

改版の序10

改版の序11

改版の序12





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