スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

KAGAWA GALAXY 吉田源治郎・幸の世界(59)

59-1表紙

   第59回 四貫島セツルメントと吉田源治郎(17)   

   源治郎の著作『心の成長と宗教教育の研究』(昭和6年)

前回は1931(昭和6)年の吉田源治郎の働きの一端を探して見たが、この年8月に上に掲げた『心の成長と宗教教育の研究』を日曜世界社より出版している。いま手元には原書はなく、吉田摂氏が聖和大学図書館(2009年には関西学院に合併)に所蔵されていたものを、表紙・奥付・目次・序にかえて・第1篇の第1章・第2篇の第5章・第6章・第7章をコピーしておられたものがある。従って、表紙もカラーコピーではないので、黒地の白ぬきになっている。左の賀川豊彦著『イエス伝の教へ方』と同型のシリーズ版のようであるから、絵柄も同じであるので色具合も同じかもしれない。

賀川豊彦のこの本は、1920(大正9)年に「宗教教育研究叢書第1篇」として刊行されて版を重ね、この時は第7版であるが、源治郎のこの本の出版に合わせて、装丁をこのように代えたのかも知れない。因みに大正9年の初版本表紙は賀川の筆字で、製本の仕方も独自である。そして初版と同様に、最初賀川の序文までを赤文字が使われている。しかもその序文の前に、吉田源治郎の次の一文が収められている。

59-2序文の前の赤文字

59-3赤字の下に広告文

上の赤文字は、源治郎が幸と結婚して翌年の文章で、西阪保治の日曜世界社で編集部の仕事にも関わっていた時のもののようである。賀川のこの注目すべき若き日の作品の仕上げにも、源治郎は深く関与していたことを伺わせる。
                 
また上の広告は、『雲の柱』昭和6年8月号所収のもの。横書きがまだ右始まりであるが、いつ頃から左始まりになって行くのであろう。

     本書の序文

59-4本書の序文1

59-5本書の序文2

    『心の成長と宗教教育の研究』の部分紹介

これまで見てきたように、吉田源治郎は四貫島セツルメントの実践レポートを積極的に発表し、いくつかの論文にも纏めて来ているが、本書もそのひとつである。今回は少しだけ「四貫島レポート」の記述のある箇所のみを取り出して置きたい。

   「少年少女夏期聖書学校」

59-6少年夏季聖書学校1

59-8少年夏季学校2

59-8少年夏季学校3

59-9少年夏季学校4

59-10少年夏季学校5

59-11少年夏季学校6

59-12上に続いてキャンプの写真1

59-13キャンプ写真2

   巻末の「吉田源治郎著訳目録」と「児童説教」の広告

59-14巻末の広告

この「目録」を見ると、吉田源治郎が昭和6年の夏までに著書と訳書のかたちで仕上げた作品が分かるが、これまで全く知らなかった作品が1冊ある。

それは、警醒社書店より吉田源治郎が最初に刊行したと思われる大正9年の『フランス労働階級史』という作品である。『肉眼に見える星の研究』の出る2年前であるが、誰かの翻訳作品ではないかと思われるが、もしそうならば、シュヴァイツァー作品の翻訳の前に最初の翻訳作品があったことになる。それとも吉田源治郎自身の研究書なのであろうか。ご存じの方はご教示をお願いしたい。

なおここには「近刊」として『神の国運動戦術の研究』の予告があるが、これも未見のものである。
    
   (2010年9月4日記す。鳥飼慶陽)(2014年8月7日補正)


スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

keiyousan

Author:keiyousan
このブログのほかに同時進行のブログもうまれ全体を検索できる「鳥飼慶陽著作ブログ公開リスト」http://d.hatena.ne.jp/keiyousan+toritori/ も作ってみました。ひとり遊びデス。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。