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KAGAWA GALAXY 吉田源治郎・幸の世界(66)

66-1体操写真

   第66回 四貫島セツルメントと吉田源治郎(24)

上の写真は、間所兼次のアルバムに残されていた「昭和11年朝礼前のラジオ体操」。夏休みのものであろうか。子供たちだけでなく、大人の姿もある。当時はまだ、こうした原っぱがあったのだろう。

もう1枚、別の日に写された「朝のラジオ体操」の写真があるので、それもここに入れて置く。

66-2本文最初の体操写真

  小川敬子氏の「思い出」の手記から(2007年4月)
  「四貫島友隣館(セツルメント)における乳幼児保健についての働き」

66-3小川手記1

  「北港児童会館についての思い出」

66-4児童館おもいで1

この「思い出」にあるように、「北港児童会館」に住み込んだという間所兼次一家のここでの働きは大きなものがあったようである。撮影年は分からないが、当時のものと思われる2枚の写真が、間所のアルバムにあるので、ここに収めて置く。

いずれにも間所兼次の写るもので、上は「天使保育学校母の会」の「朝日新聞社見学会」。下は「クリスマス会」(場所は北港児童会館か)。

66-5天使保育園母の会見学写真

1936(昭和11)年も「一麦寮」を会場にして、1月2日から4日まで「イエスの友関西冬期福音学校」を、そして1月7日から2月6日まで「第10回日本農民福音学校」が開催されている。

  イエスの友関西冬期福音学校

66-6関西福音学校案内

66-7農民福音学校案内

またこの年4月、賀川が米国ボストンで行った講演会の折り献金されたものが、大阪に於ける社会事業資金として届けられ、吉田源治郎らは、11月に「生野聖浄会館」建築募金に取り組んでいる。(『雲の柱』11月号)

66-8生野会館募金

手元に『聖浄保育園六五周年記念誌』(2003年)があるので、その中の当時の歴史に触れた箇所を取り出して置く。(17頁~20頁)

   聖浄福祉会館

66-9聖浄保育園1

66-10聖浄保育園2金田写真

66-11聖浄保育園3

66-12聖浄保育園4

  賀川豊彦の小説『その流域』

賀川豊彦は前年(昭和10年)11月、小説『その流域』を大日本雄弁会講談社より出版した。小林秀恒の装丁である。

その流域表紙
 
「一国の文化は河川の流域に沿うて栄える。・・日本の文化は流域の文化である。その流域を守ることなくして、日本は救われない。・・今や日本の心田の旱魃は甚だしい。その流域を守る者は誰であるか?」(序)

  杉山元治郎「『その流域』を読む」 (『雲の柱』昭和11年2月号)

66-14杉山その流域を詠む

  「大阪イエス団教会青年部機関誌『流域』の発行(昭和11年12月1日創刊)
  (前掲『四貫島セツルメント創設五十年記念:五十年のあゆみ』11頁~12頁)

66-15流域1

既述の通り『五十年のあゆみ』を編纂される時、「戦前篇」は「四貫島セツルメントの創設期」は僅かに7頁、「昭和期より終戦まで」も15頁である。

しかし幸いなことに、上記のごとく賀川の小説『その流域』に因んで名付けられたと思われる大阪イエス団教会青年部の機関誌『流域』創刊号(昭和11年12月)が、不定期とはいえ第22号(昭和15年5月)まで発行されていた。『五十年のあゆみ』を編纂される時点では、この機関誌の全号が残されていたので、それを元に「戦前編」が記されているのである。
これには毎号、吉田源治郎の巻頭言と賀川豊彦の説教の要旨などが記録されていたという。しかし残念な事に、このバックナンバーは個人の所有であったため、水害や戦災などもあり、いまのところその現物を確認できていない。

ところで、『流域』は、実に現在も発行され続け、現在(2010年9月)第634号に及んでいる。

いまは当初の教会青年部の機関誌ではなく「四貫島友隣館・天使保育園・天使ベビーセンター・ガーデン天使・四貫島教会」の共同編集の機関誌として、4頁だての読み応えのある中身になっている。

66-16流域の634号
 
中でも驚かされるのは、小倉襄二(同志社大学名誉教授)の連載がいま476回に及んでいる。然もこの長期連載は、分厚い著作として近く刊行される予定であるとのことである。

(この著書は、『流域ー社会福祉と生活設計:戦後福祉状況をめぐる断章』として高菅出版より2010年11月に出版された)

  (2010年9月13日記す。鳥飼慶陽)(2014年8月14日補正) 
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